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花菖蒲栽培暦

     名城の雪

4月


今月の花菖蒲

生育期に入りました。春の花々が咲き乱れる中、花菖蒲も新葉がどんどん伸びています。1週間に1枚くらいのペースで新葉が伸びだしています。他のアヤメ科の植物も開花期に入りました。
4月上旬の株の様子。春の日差しを浴びてどんどん成長します。 4月14日現在の一番生育の良い株。50cmくらまで新葉が伸びています。 花菖蒲の仲間の植物。左はジャーマンアイリスの”ウイッチング”。右はニオイアヤメです。


今月の作業

今月行った方が良い作業を紹介します。

水遣り
4月は、寒い日もあれば夏日になることもあります。曇っていても風が強い日などは土も乾きがとても早くなります。小さな鉢で育てている場合は毎日の水遣りが必要です。8号程度の大きな鉢の場合でも毎日注意して、乾いていたら水遣りをしましょう。5号程度の鉢ならば4月〜9月までの間は、受皿に水を溜めて育てる腰水栽培をすると生育が良くなります。花菖蒲以外の植物で腰水栽培をすると根腐れをおこしますが、水に強い花菖蒲にはむしろ良い栽培方法と言えます。注意することは、水の深さを2cm程度に保つことです。深く水を張ると根腐れをおこす心配があります。また、大きな鉢で栽培している場合も腰水栽培をすると根腐れをおこすことがあるのでやめましょう。

鉢数が多い場合は育苗箱のようなものにビニールを張って、そこに水を溜めて栽培をすると効率が良いです。
肥料
先月に引き続き液体肥料の1000倍液を週に1回くらい与えます。
植替え
先月と同様、昨年から育てている株は行いません。この時期に根をいじると満足に花が咲かなくなります。園芸店や通販などで手に入れた株で小さなポット植えになっているような場合は、根を傷めないようにそっとポットから抜き、5号くらいの鉢に植え替えても良いでしょう。
消毒
先月に引き続き1ヶ月に1回くらいの割合でオルトラン粒剤をやりましょう。夜盗虫やメイチュウ被害の防止になります。少しの手間を惜しんだばかりに花が見られなくなるのは、とってもショックですよ。ナメクジも大敵です。ぐんぐん伸びてる新芽を食べられてしまいます。誘殺剤を蒔けば簡単に駆除できます。ナメクジの誘殺剤は水に濡れると効力がなくなるものもあります。雨の降る恐れが無い日の夕方に撒くと効率よく駆除できます。飲み残したビールを置いておく(散布しちゃダメですよ)のも良いみたいです。・
実生株の管理
2002年2月9日にタネを蒔いた花菖蒲。4月になってようやく地上に芽が出だしました。透明な容器で発芽の様子を観察しました。芽が出だしたら、2000倍程度の薄い液肥を1週間に1回くらいの割合で施します。
2月9日
発芽の観察をするために、プリンのカップの縁に貼り付けるように種を蒔きました。
3月8日
タネ蒔き1ヶ月後に根が出だしました。チョット分かりにくいですけど、矢印の部分に少しだけ白い根が出ています。
3月13日
根が5mmほどに伸びました。
3月23日
ある程度まで根が伸びると、元が分かれて芽の部分が伸びだします。(少し黄緑がかっている部分が芽)
3月31日
更に芽が伸びて、葉だということが分かってきます。
4月6日
葉が二つに分かれてます。もうすぐ地上に芽が見えます。
4月14日
地上に芽が出ました。

その他
鉢栽培で狭いところに詰めて育てているものは、株と株の間を広げて日光が良く当たるようにしましょう。この時期大事なのは、豊富な水と日光、そして控えめな肥料です。肥料の力だけに頼って育てるのではなく、環境を良くして丈夫に育てましょう。ん。




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